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2017-12-19

自宅出産のこと1

自宅出産を選択したのは、
思想でも、
こだわりでもなく、
どうやって生まれてくるのが、赤ちゃんにとって一番心地よいかな…?というのを考えた結果でした。
自然に生むということが、
わたしにとっても、赤ちゃんにとっても良いというか、
そもそもそれが人間として自然なことなのではないかと思ったのです。

 

妊娠がわかったとき、
近くの産院へ行き、
対応に悲しくなったり、なにかが違うなって感じてしまい、結果5つの病院をまわりましたが、 自分の命と赤ちゃんの命を預ける人、場所ということを考えれば考えるほど、
病院という選択肢がなくなっていきました。(自宅出産では提携している病院があります 必要な検査、エコーなどは提携病院に行きます)

 

自宅出産は、助産師さんが検診のたびに自宅に来てくれます。
たっぷり2時間から3時間ほどかけて、
尿検査、血圧、心音確認など通常の検診の他、
お腹を触ることで赤ちゃんの位置を確認したり、妊婦さんの健康状態(張っていないか、冷えはないかなど)を診てくれます。
マッサージやお灸、足浴をしてくれることもありました。

病院のように急がない検診では、いろいろなことを聞くことができます。
今までのお産の話し、赤ちゃんも妊婦さんも健康であるためにどうしたらいいのか、お産を迎えるにあたっての心持ち…
必要なもの、必要じゃないもの。
世間話を交えまがら、わからないこと、不安なことや心配なことを解消していってくれる。

10ヶ月ずっとそうやって見てくださるので、
陣痛が来るのが楽しみになりました。
母になるように、そして父になるようにと、
育ててもらったんだなあと今振り返って思います。

この10ヶ月間で、信頼関係ができ、
お産を迎えるときも、助産師さんの存在にすっかり安心していました。

長い陣痛も、
陣痛がくるたび、腰をさすってくれ、片時も離れることなく、声をかけ続けてくれました。

手当て、という言葉がありますが、
手を当ててもらうと、本当に楽になるのです。
夫も助産師さんの指導のもと同じようにしてくれて、とても心強かったです。

わたしの陣痛は本当に長くて、10分間隔になっているのに子宮口はまだ硬く、全開になかなかならない日が2日続きました。
この二日間は、今思えば 痛みに弱いわたしのへの子宮がくれた準備期間だったのだと思いますが、病院だったら きっと促進剤を打たれてしまっただろうなあと…
もちろん必要な時と場合もあるでしょうが、
助産師さんは陣痛の合間にたびたび赤ちゃん心音を確認してくれ、元気な様子が確認できたので、赤ちゃんの生まれたいタイミングを、長時間に渡り待ってくれたことが本当にありがたかったです。

 

長くなってしまったので、次回に続きます。

Camatkara yogini 慈香

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