ガザに生きる女性Amani

彼女のいるエリアで避難所となっていた学校に昨日爆弾が落とされました。
心配ですぐに連絡し、彼女の無事は確認できたけど、昨日の連絡では「死が近づいているような気がします」と。
「もうわたしたちは疲れています」という彼女に、一体どんな言葉をかけたらいいのか。わたしは言葉に詰まり、返信を打つ指がたびたび止まります。
爆撃の恐怖に晒されることのない安全な場所から、諦めないで、希望を持ってなどと、毎日死の恐怖と隣り合わせで、全てのものが不足している彼女に言うことなんてできない。わかるよ…なんて言えない。
最初のやり取りで「無視しないでくれてありがとう」とAmaniは言いました。
世界からわたしたちは無視されていると彼女たちは日々感じているのだと、せめて孤独を感じないで欲しいと、メッセージと共に支援をしてくれた人たちの写真を送っています。
これが何になるのかわからないし、自己満足かもしれないけど、サポートしてくれた人たちの想いを伝えたいし、彼女たちに一人じゃないよ、と伝えたくてやっています。
わたしの拙い言葉や励ましに、あなたはここにいないから分からない。と言わないし、責めたりしない。
それどころか、「あなたやあなたの家族の幸せを祈っているよ」と言ってくれます。
それは彼女たちが自分たちの土地を愛し、大切に思っているからなのだと、自分たち民族に誇りを持っているからだと言葉の端々に感じます。
まだどっちもどっち論と思っている人がいるのなら、考えてみてほしい。
ある日家に帰ったら、そこには知らない人がいて、「ここはわたしたちの家です、出ていってください」と言われ、抵抗したら暴力、拘束されたらどうしますか?
追い出された家の鍵を何十年も、いつか帰れる日を願って持ち続けている人たち。鍵のマークが彼らの解放の象徴になりました。
残酷さをあげたら本当にきりがないけれど、自分の子どもが差別を受けたり、暴行されたら。父親や母、兄妹、家族が誘拐されたら。大切な人が殺されたら…。
あなたは抵抗しないですか。家族を家を返してもらおうと、戦わないですか?
これが70年以上も続く、彼女たちの身に降りかかっていることです。
彼女の声が届きますように…と,
下記に彼女に色々とお話を伺って書き留めました。
わたしたちと何も変わらず、家族を愛し、守りたいと願っている彼女の言葉です。
【アマニからあなたへ】
こんにちは、みなさん。みなさんがお元気でいらっしゃることを願っています。
家族と私は信じられないほど困難な状況に直面しているので、重い気持ちで手を差し伸べています。
わたしは英語教師で個人レッスンをして、夫のタイシールは塗装業をしていました。夫とわたしは、子どもたちの安全な未来を確保し、世界中の他の家族のように、自立した家庭を築くことを夢見ていました。
わたしには6歳の息子Yamenと4歳の娘Tulinがいます。 私は妊娠していましたが、戦争の初めに流産してしまいました。
イスラエル占領軍は私たちの家、夢、思い出、すべてを破壊し、盗み、 子どもたちの最も美しい瞬間を奪いました。 戦争は私たちから多くのものを奪い、私たちは毎日生き残るために奮闘しています。
子どもたちとわたしは、強くあり続けるために最善を尽くしていますが、わたしたちが直面している課題は圧倒的です。死は瞬きするよりも身近にあるのです。
わたしたちは助けを求めています。どんなに小さく見えても、あなたの行動は私たちの生活に変化をもたらします。
ご寄付をいただいた日は 私は市場に行き、 小麦粉、少しの野菜などを買うことができます。子どもたちはいつもお腹を空かせています。
先日はデーツ入りのクッキーを作ることができました。素朴なおやつですが、子どもたちは喜び、その笑顔が忘れられません。
簡単なことに思えるかもしれないですが、私たちにとっては喜びと希望、そして自分たちは忘れられていないという気持ちを意味するものだったのです。 心からのありがとうを。
小さな親切の一つ一つが、寄付の一つ一つが、私たちを支えてくれています。
この悪夢を生き抜くためのみなさんの優しさに、わたしたちは心から感謝しています。
アマニ
Amaniへの直接の寄付は下記リンクから可能です。GFMという寄付サイトを通じて送ることができます。代理送金も承っていますので、わたしのインスタグラムまでご連絡いただければ幸いです。少額でも力になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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