2019-04-19
セカンド アテンション
アディヨガは”今ここにあること”を大切にしています。
それはマインドフルネスであること、とも言い換えることができます。
わたしたちは 日頃、
過去に囚われてしまったり、
未来を心配しすぎたりしてしまいます。
“今この瞬間を生きること” は、
今さえ良ければいい。
というような利己的な考えではなく、
過去の経験を生かして、
今を大切に育むこと、
そうして未来が培われていくのだと思います。
ヨガのコミュニティの中で過ごした数ヶ月間は、
師から 、先輩からと常に言われていたのが
“Second attention ”という言葉。
この言葉をきっかけに、今に帰ります。
どういうことかというと、
何をしているときでも、意識を常に自分の中におくために、ある所作を用いて 外に向きがちな意識を自分の内側に保ちます。
①「舌を上顎につけておく(ケチャリムドラ)」
②「顔、肩、お腹に力がはいっていないかを確認する」
③「呼吸に気づきを向ける」
①②③のどれかを常に行う、という訓練をしていました。
やってみると、意外とそうすることを忘れて何かに夢中になっていたり、空想にふけっていたりするんです。
先生や先輩の
「Second attention Camatkara!」の言葉に何度もはっとさせられました。
ヨガはその教えを生活の中に拡げていくことで力が発揮され、身になっていくことに気がつきます。
その時はわからなくても、
何年も経って、理解することもあります。
種が蒔かれ、
いつ花が咲き、実るかは 本当にそれぞれ。
過去の尊き先人達の守ってきた智慧に敬意を払いながら、
受け継いだその教えを実践し、自分という土壌を耕していきたい、強くそう思います。
Camatkara yogini 慈香
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