2018-08-01
素直な目
幼き頃、多分小学生くらいのときに 詩をノートに書きためていました。
この詩はいい、とか
この詩はよくない、とか
自分自身にマルバツをつけて自己評価していて、
今だったら、上手い下手ではなく、
もっと好きなように自由に書きたいように書けばよかったんだなあ…と思うのですが、
なぜかあの頃は上手くなることへの憧れや、人から評価されることへの恐怖心のようなものがあったように思います。
この本の詩を眺めていて、
なんとのびのびとしているのだろうという感想とともに、
子どもはみんな天才なんだな!と思うのです。
そしてとても羨ましい。
娘を見ていても思うのですが、
自分自身のことも人のこともイメージで見たりしないし、当然評価もしていません。
例えば、娘を抱っこして電車に乗っていて、
隣に立っているちょっとガラの悪そうなお兄さん(腕にはいい感じに柄が入っていたり)に向かって人差し指を突き出す娘。何度引っ込めさせてもやるものだから、
お兄ちゃんも笑って 人差し指を差し出して、娘の人差し指に当ててくれました。
おお!映画ETの名シーンのよう!感動!
こういう場面に出くわすと、いかに自分が人をイメージで見ていたか…
(ちょっとこわそうだな、ぶつからないよう気をつけよう…なんて思ってごめんなさいお兄さん!)なんてことを考えさせられずにはいられません。
わたしの心の中のことは 誰にもわからない、
わたしも 相手のことは本当の意味ではわからない、
フラットな目でものごとを見たいなあと 思うのでした。
Camatkara yogini 慈香
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